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世界に日本文化の魅力を「料理」を通して伝える

  • 2016/09/09
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土屋 友美(ツチヤ ユミ)
管理栄養士/料理研究家/非常勤講師/スポーツ栄養士
愛知県出身

大学院修士課程卒業。大学で人は食べ物から体を作り、胎児期の栄養はその後の人の一生に影響を与えること、栄養素が遺伝子の調節にも関与するということに衝撃を受け、栄養学の勉強を続ける。大学院卒業後、教育機関、保健機関、企業などでライフステージを通し人を対象とした栄養調査、効果的な栄養教育や食育、おいしさの科学について研究を続ける。クリニック、歯科、エステサロンにて、栄養指導も実施。大人向け、子ども向け、障害児向け、高齢者向け料理講師。介護食のアドバイスも行う。昨年は女性向けトレーニングジムの食事指導で立ち上げから携わる。専門学校非常勤講師。企業等のホームページにてレシピを提供、雑誌等でも取り上げられている。海外でのレシピ提供も担当。

妊活応援ナビ:http://ninkatsuouen.jp/recipe
マキベリースムージーの開発:http://www.kiwami-ya.com/fs/kiwamiya/all_item/gd12
HP:http://www.cheruyumi.com/#!blank-5/exban

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毎日の生活の中で大切にしていることや価値観、その理由

日々、私に関わってくれた人に「感謝」の気持ちをもち、光のように流れていく日常生活に「慣れないこと」を大切にしています。また、他人の価値観を理解することも大切にしています。そうしていくなかで、仕事でもよい結果を出すことができた気がします。

なにかを成し遂げるには必ず人との出会い、人との関わりがあると思います。また、自分に優しくしてくれた人や思いやりを持って接してくれた人、厳しくしてくれた人に感謝をし、たとえ誰かから裏切られたり傷つけられてもなにか意味があり、成長していく過程で必要なのだと思います。やっぱり、ちょっとした人の優しさに救われることがあります。

周りにすばらしい友人が多く、すごく救われています。友人達のおかげで、これまでさまざまな困難を乗り越えてこれました。私もそんな友人達を大切にしたいです。この記事のきっかけとなったのもそんな友人の一人です。
本を読んでいると、ピンとくるフレーズがあったり、いろいろなところから自分の成長するきっかけが舞い込んできます。つねにアンテナをはり、自分の学びとして生きていきたいと考えています。そして、毎日の生活のなかでいろいろなことに「慣れ」すぎないで、つねに新しい気持ちで、新しい言葉を発して、まわりの人とともに成長していきたいです。

昨年、大学が同じ長く一緒に働いていた友人が亡くなり、どんな人とどのように生きていて、時間を過ごしたいかということについて深く考えるようになりました。そのとき、学生時代に行ったお寺に行ってみたら、羅漢さんが300体以上もあり、それぞれに名前と意味が書いてありました。なかでも、とても印象的だった羅漢さんは甘露法尊者さん。意味は「なにもできなくても人のために祈ることはできる」でした。なにもしてあげれなかったとしても、祈ることはできるんじゃないかと教えられました。ときどき都内でも自然がある場所や神社仏閣などに行って癒しの時間を持っています。それがきっかけで、現在お寺の精進料理作りにも携わっています。

 

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現在の活動内容とそれを始めたきっかけ

大学入試の際に、将来の夢がなかった私に栄養学の道をすすめてくれた母。また、ずっと実家で育てている野菜、薬草を食べて育ってきて、とても健康であることから栄養学に興味を持ちました。そのため、管理栄養士の資格を取得しようと思いました。

大学では、毎日がめまぐるしく過ぎていき、興味深かった講義の先生の研究室に入り、大学院もそこで学びました。大学で栄養学にずっと携わっていきたいと考えながら、生きていくなかでさけては通れない福祉にも興味を持ちました。社会福祉士の受験資格も取得することができ、それがきっかけで現在非常勤で行っている介護福祉士の専門学校での栄養学の講師の道へとつながりました。

大学時代は寮に入り門限が9時というなかで、心優しい仲間と日々生活していました。そして、社会人になり、教育機関の助手時代を経て企業に入りました。助手時代には企業や病院にも出向し、そのかけがえないのない経験から忍耐力をつけました。その後、クリニックや企業、トレーニングジムでの栄養指導を通して、パーソナル管理栄養士の仕事も行うようになりました。

現在、会社の配慮で講師もしたいという希望を叶えて頂き、海外の案件に携わっています。今年の秋、シアトルで、日本のヘルシーレシピやお弁当開発、海外の病院での栄養指導にも携わる予定です。

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仕事と仕事以外のコト(趣味、家族等)の両立のコツ・気にかけていること

とにかく、身体メンテナンスはどんな人にとっても重要だと思います!忙しい日々でも、なるべく週1回は友人とトレーニングジムに行き、少しでも身体を動かす時間をつくるようにしています。普段動かさない筋肉を動かすことによって、血流が良くなり次の週の1週間も元気に過ごせる気がします。

また、近所の友人と週2~3回ほど、朝の仕事前に近くの神社まで散歩をしています。毎日違う自然の感じが気持ちよくて、神様は新しい気持ちで今日も過ごしなさいと教えてくれている気がします。こんな時間があると、脳がリラックスする気がします。同じ毎日なんて1つもないので、新鮮な気持ちでいたいと思っています。

また、家事としては時短でもきれいにお掃除ができるように、なるべくこまめに掃除しています。特に水回りの掃除はがんばっています。以前ホテルで効率がよくきれいに見えるベッドメイキングを教えてもらいました。少しの工夫でベッドがきれいに見えます。

最近、やはり自然食を大事にして、元祖栄養士である91歳の自然療法の先生のところで、料理を学んでいます。体調も以前よりよいことを実感しています。リンパマッサージとフットマッサージをなるべく行って身体のメンテナンスを行うようにしています。身体が元気だと1日が気持ちよく過ごすことができます。

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この活動を通じて何を伝えていきたいか&将来の夢

地域に貢献でき、海外の方に日本食の良さを伝える人になりたいです。現在の会社では、海外の方もいて、仕事ができて優しく日本が好きな人たちです。その方たちと連携して海外でも活動できたらうれしいです。さらに、食以外の活動として、書道と写仏を通して、日本文化の良さを伝える人になりたいです。この人がいてくれてよかったと周りから思ってもらえるようになりたいと思っています。

 

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「おもてなし」で心がけていること

相手の価値観を大切に、想像力を豊かにすることを大切にしています。いままではなかなか想像力を働かすことが難しかったので、今何を求めているか想像するようにしています。相手の価値観が自分と違っても認め、おもてなしをしようと思っています。また、いつも気持ちの良い人でいることも大事にしたいです。

 

編集部から一言

常に周りの人のことを考えて動く彼女には、たくさんのステキな仲間がいます。謙虚に学び続ける姿勢とチャレンジしていく姿勢は輝く女性の鏡そのもの。人を想いやる気持ちをもち、いつも笑顔でいる彼女から学ぶことがたくさんあります。料理もとても上手でおいしいので、多くの外国人の方に彼女が作る料理を口にしていただきたいと思います。

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