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食の大切さを伝えて心身共に豊かな人を増やしていきたい

  • 2018/02/14
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安田紬李
やすだ ゆり
株式会社リリーアンバー代表取締役兼/予防医学アドバイザー
活動:経営・ライター・作家(レシピ本等)・講師等

出身県:東京都
住まい県:非公開

難病をもち生まれたことがきっかけで食の大切さと現代の食についての疑問を感じはじめ、病気にならないカラダ作りについて考えるようになり、高校生の時にベジタリアンとなり更に予防医学のアドバイザーの資格を取得。翌年、体の内側と外側両方のケアを学びたいと考え、美容、スキンケア、リンパについての基礎知識を学ぶためフェイシャルエステの施術資格も取得。食やライフスタイルを通じて、よりよい社会作りに貢献したいと考えている。

学生時代は英文学を専攻し海外の文化を学ぶため、イギリスの大学への留学(オックスフォード大学)やロンドンにある語学学校への留学を経験。その後は世界の物流やモノづくりに興味をもち、単身中国の広州へ移住。同じく澳門(マカオ)にも拠点をもち現地の市場や経済、文化などを学ぶ。帰国後は総合商社に勤務し、貿易の実務を経験。その後独立、起業に至る。
また現在は予防医学のアドバイザーとしてヘルシーなレシピ、ライフスタイルなどの情報を発信するメールマガジンの発行やオーガニックやライフスタイルに関する情報を集めたオウンドメディア(オガライフ)にてライターとしての活動も行う。

株式会社リリーアンバー:http://www.lilyamber.co.jp
オガライフ:https://ogalife.com/writer-yasudayuri/
ブログ:lily-s-eathealthy.webnode.jp/
※ブログの定期購読いただけます(https://lily-s-eathealthy.webnode.jp/空白ページ/

毎日の生活の中で大切にしていることや価値観、その理由

仕事、プライベートに限らず「自分らしくいること」、「人を大切にすること」を大切にしています。この2つを常に意識しながら日々生活をしています。以前は人と少し違う自分が嫌で、夢や考え方、興味のある事はなんで自分はみんなと違うんだろうとずっと悩んでいました。だから人と同じようになることに必死で自信もありませんでした。自分がなんなのか模索している中で大きな転機となったのはイギリスへの留学です。日本と違いイギリスでは様々な人種の人々が生活していて肌の色・髪の色・目の色・骨格・ファッション・宗教・考え方・習慣・生き方など見かけも中身も人それぞれ違うのが当たり前だったんです。そしてみんな「自分らしくいること」に対して自信を持って生きているようにみえました。そんな世界を見た時、人と違うことは悪い事でなく、自信をもって「自分らしく」生きようと思い始めました。それが今のわたしなのだと思います。そして「人を大切にすること」は私にとって最も重要なことです。これはわたしの先祖から学んだことですが、人は時に欲や自分の地位などに目がくらんで人を傷つけたり、騙したり、なにか人から奪ったりすることがあると思います。でも私の先祖は皆、奪われたり騙されたりすることはあっても人に尽くし、困っている人がいれば自分を犠牲にしても助けるような家族でした。だから現代で私たち家族が幸せに暮らせているのだと感じます。いい事も悪い事も自分のしたことは必ずいつか自分に返ってくると思うので、そんな先祖の考え方や想いを現代でも忘れずに生活していきたいと思っています。

オックスフォード留学

現在の活動内容とそれを始めたきっかけ

何万人に一人の難病を持って生まれてきたため、子供の頃は病弱で心も弱く、消極的で周りの人ともなかなか馴染めないような大人しい子供でした。でも、学生の頃から食に興味を持ち始めベジタリアンとなりコンビニやファストフードが当たり前だった生活から一気にヘルシーな食生活に変えた結果、一生治らないと言われた病気も完治し風邪一つ引かない健康なカラダを手に入れることができました。そのお蔭で性格も前向きに積極的になり、人生が良い方向へ変わったと思っています。それがきっかけになりその時の経験と食事やライフスタイルのバランスがどれだけカラダにとって重要か多くの人に伝え同じような悩みをもつ一人でも多くの人を救いたいと思ったことがきっかけです。現在は、自分の体験と予防医学のアドバイザーの資格を活かして本の出版、オーガニックサイトでの記事制作をメインに食の大切さ・ヘルシーなライフスタイルの提案をすると共に、それらを広めるためにウェブやマーケティング、販売促進を行う会社の運営を行っています。

個人写真(イギリス)

仕事と仕事以外のコト(趣味、家族等)との両立のコツ・気に掛けていること

「常に学び続けること」「走ること」を習慣にしています。
仕事以外には勉強やスポーツ、読書などを習慣にしており月に3冊ほど新しい本を読んでいます。本は沢山のアイディアや知識をくれるので大好きです。また現在は経済学と経営学を学ぶため、現在大学の経済学部に在学し仕事の合間に学生をしています。(慶應義塾大学経済学部(通信課程)在学中。)今更学生になるのには抵抗がなかったわけではありませんし、不要だという客観的な意見もあります。ですが、知識は嘘をつかないと思っているので日常で学ぶ事の他に、基礎的な知識を学ぶ事で教養や知性を身につけ何か決断をしなければいけない状況になった際に正しい判断ができたり、様々な知識を身につける事で仕事ではもちろん幅広い方々との交友を広げたり、コミュニケーションに役に立つと考えています。
5年ほど続けているランニングは趣味から始まり、今では2つのチームに所属しながら仕事や学業の合間をぬって練習をしております。最近ではフルマラソンなどの大会にも出場したり、趣味を超えて目標を持ちながら走るようにすることで継続していくモチベーションにしています。また応援してくれたり一緒に走ってくれる仲間がいることで一人では心が折れそうなときも、もう少し頑張ろうと思うことが出来るんです。
ランニングはただ楽しむ為だけでなく、体力・精神力・持続力また前向きになれる心が身に付き仕事や勉強にも良い影響をもたらしてくれるので辛い時、忙しいとき、くじけそうな時にこそ練習するようにしています。何をするにもやはり健康なカラダが資本だと思っているので、どんなに忙しく生活が乱れがちになっても食生活と運動でメンテナンスをするように心がけています。

ランニング風景2

将来の夢

高校生の頃から持ち続けている夢があるのですが、それは”世界に日本食のファストフード店”をもつことです。
特にイギリスは私にとって日本の次に思い入れのある大好きな国。そこに拠点を持つことを学生の頃からずっと夢見てきました。またインターナショナルな国なので世界中から多くの人が集まる国でもあります。イギリスから何か発信することで世界中の人々にも知ってもらうきっかけになると考えています。そして日本食である理由、それは自分自身が日本人として、誇れるものの一つに日本食があるからです。
日本食はヘルシーであり日本が誇る美しい文化です。これをもっと世界中で多くの人々に伝えていければと考えています。英国では既に日本食はとても人気で、寿司や豆腐は今当たり前のように現地のスーパーマーケットで売っています。しかし、どれも日本の味とは異なるものばかりでクオリティーに疑問があります。それは海外の人が日本の味を知らずに作っている場合が多いから仕方ないのかも知れません。そこで、ファストフード店として日本の本当の味を展開することでより多くの人に手軽に日常的に本当の日本の味、日本の良さ、心を知ってもらうものを作りたいと考えています。そのお店を通じて多くの人に”健康”・”安心”・”日本のよさ”を知ってもらえたらと思っています。さらにそのことをきっかけに日本の方々が日本文化を見直し、誇りをもって海外でも活躍できるために少しでも貢献出来ればと考えています。

仕事風景(香港でのミーティング)

この活動を通して何を伝えていきたいか

この活動を通して伝えたいことは「食の大切さ」と現在の日本の危機的状況についてです。
現実的には「医療費の削減」が最も重要だと思っています。平成 27 年度の医療費は41.5兆円で過去最高を記録しており2025年まで増加する見込みだそうです。これは日本全体の国家予算の半分に匹敵する金額。これだけ医療や化学、技術が進歩しているにも関わらず病気になってしまう人々は年々増加しているのです。
死因の上位の多くは生活習慣病による慢性疾患。慢性疾患は80%近くが生活習慣、中でも食による影響によるものと言われています。にも関わらず多くの人は生活習慣(食)は見直さずに病気になってから病院に行き、多額の医療費を支払い、国の国家予算をも圧迫しているのです。一人一人が病気にならないよう生活習慣に気をつけ、病院に行かずに健康な人々が増えれば医療費は減っていきます。
医療費が膨大になれば、年金や福祉、教育など他に必用な費用がどんどん吸い取られ、将来的に消費税が上り個人への負担が大きくなっていくと考えます。この大好きな日本、更に世界中が繁栄し、発展し、みんなが幸せに元気に暮らすには一人一人の健康に掛かっていると思っています。

仕事風景(料理)

「おもてなし」で心がけていること

「常に相手の立場になって行動すること」です。
仕事、プライベートに関わらず、なるべく相手の立場になって行動することを心がけています。昔の私はコミュニケーションをとるのが苦手で、初対面の方となかなか打ち解けられず、悩んでいた時もありましたが、これを心がけるようになってから自然に様々な方とコミュニケーションがとれるようになり人生の視野が大きく広がったと思っています。時々、自分の意志を我慢し過ぎたり、相手に振り回されるということの境が難しい時もありますが、それよりも自分と関わって下さる人が少しでも自分と共有する時間や知り合ったことに「よかった」と思ってもらえたらいいなと思っているので、これからもその心を感謝の気持ちと共に忘れずに持ち続けていきたいと思っています。

友人

編集部から一言

素敵な笑顔と明るさで周囲に光を照らしてくれる女性です。自身の経験から、同じことで苦しんでいる人を救いたい、より良い世界になるために貢献したいという気持ちを純粋に持って行動していて本当に素敵です。常に現状に満足せず、自分が出来ることをコツコツとこなし、調べて、経験して、自分の糧にして、周りの人々に還元していく。この彼女の活躍がきっと多くの人を救う日が来ることでしょう。是非多くの方に彼女の想いや活動を知って欲しいです。

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